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2017年10月

その言葉の耐えられない軽さ

古来ハワイは書き言葉ではなく
話言葉によって物事を伝えてきた。
その言葉の性質にもとづいて
考えたことをすぐに口にするのではなく、
よく考えてから口にするものと考えてきたと聞く。
いったん口から出た言葉は取り消すことはできない。
自分の外に出ていった言葉は口の中に取り返すことはできなからだ。

最近耳に心地よい言葉はよく聞く。
おおよそ普通の人々の欲だとかを満足させるような言葉だ。

でも、その言葉は往々にしてすぐ取り消され、
約束は果たされることがないこともたくさんある。

だからその軽々しい言葉の中から
本当のことを見出すのは難しいかもしれないが、
私たちはその中から真実を見出す力をつけなければならない。
それは私たちがその軽々しかった(あるいは今も軽々しい)言葉を忘れないで、
その約束が果たされなかったということを記憶していくことが重要な気がする。
それがその真実を見抜く力となるんだから。

ここで書いていることも何言ってるんだ、
なに迂遠なこと言ってるんだと思われるだろう。
抽象的なことばっかり言って、
何言ってるんだろうって。

でもね、

抽象的なことというのは、いますぐに理解できないかもしれないが、
これはまたすごく力のあるものなんだ。
具体的なことはすぐに効力を失うが、
抽象的な概念というのは、それはそれで持続性のある力のある言葉なんだということを
今一度考えてほしい。

そんなことを考えた日曜日。


人の手

最近まずい給食というので話題になりましたが、
学校給食。
このあいだの横浜市(在住なので)の市長選が
中学校の給食を復活するかどうかという争点だったやに思います。
私は結婚したこともなければ子供もおりませんので
学校給食が争点と言われてもなんとなくピンとは来ません。
ただ、毎日お母さん方が育ち盛りの中学生のお弁当を作るのも大変かなと想像するぐらいで、
実際にどうなのかはよくわからないものでもあります。


横浜にも件の給食のように「浜弁」なるものがあるらしく
業者に委託してそれを作っているようですが、
家庭からの弁当と選択制のようにも聞いています。
私の周りにお母さん方が少ないのでよくわかりませんが
そういうことらしいです。
なんかスマホで予約できたりするらしいですけどね。

私の記憶では給食センターにかかる人件費を考えると外注したほうが安いっていうことなんでしょうけど
民間っていうのはコスト中心でものを考えるので
神奈川県の平塚のあたりであった問題は、そこの意識の差というか
教育、食育ではなくて
要は食わせておけばいいっていう発想がそうさせたのかもしれませんね。
食品を扱う業者の中には、そういう徹底したコストカットが人の劣化を招いている企業もあるかもしれません。
コストをかけるべきところにはきちんと投資しないと
よいものは得られませんが、
なかなか地方の小さい企業には難しいものがあるかもしれません。
人の手配もできませんしね。

最近はアルバイトなんかもよく自分のするべきことを時間内にすればいいんだということを言います。
言われたことを自分の担当時間の中でこなしていけばどうせバイトだしとか。

私は言われたことをこなしているというのは、実は仕事の6割ぐらいしかできていないということなんだということを
どこかで聞いたことがあります。
引き続いて仕事をする仲間が仕事がしやすいようにとか、
今優先しなくちゃいけないのはどの作業がとか、
どうやったら時間内で効率的に作業できるかとか、そういうちょっと踏み出さないと仕事ってうまくいかないんですよね。

マニュアルとかシステムとかいろんなものが世の中を動かしているように思うこともありますけど、
やっぱりその向こうで汗をかいてるのは人だし、
人の手だなって思うんですよね。

それでもって、給食ですけど
給食のおばさんたちを無駄って決めつけたときからこうなることは運命だったのかもしれませんけど、
コストだけでない、そういう子供たちに対して投資することをやめちゃったんだなとも考えられます。
そういって食育だけを今のシステムに求めるのもちょっと酷な気もします。

アメリカじゃあ弁当ってパンにピーナッツバター塗ったりして、それで終わりみたいな、
そういう社会にいずれなるんでしょうかね。

ああ、そういえば選挙もあるんですね。
どういう社会にするかは、本当は選挙民のほうにあることを忘れずに。
今ボールは私たちにあるんですよね。

選挙には行きましょうね。選びにくくても。

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