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公共事業

過日、テレビでフランスの公共事業について報道していた。
その図式によると、フランスは歴史を大事にする国民だから
新しい建物を建設する場合には、景観を考え、
古い建物を維持するのか、
新しい建物に立て直すのか、
詳細に検討するそう。
何がなんでも古いものを残すのではなく
古い建物を維持するためのコストは高いので
そのコストに見合うものであれば残すという明確なものがあるらしい。
100年先、200年先に残すという長いスパンの想像力が必要だけど
フランスは国民の成熟度もたしかにあるのかもしれないけど。

それに引き換え日本は…という番組だった。
今の東京とか、あらゆる都市において
確かに都市が計画されて、景観を重視しているとは
思えない。
フランスの役人によれば
カオス状態だそうだ。

日本は戦後復興しなくてはならなかったので
都市が計画されていない部分で
どんどん建物や道が
その都度、その時点での必要性で
あるいは景気を良くするために
そんなに必要でもないのに作ったりしたものもあった。
だから、そのカオス状態も必然なのかもしれない。

でも、その場で出演していたブンカ人という人たち。
日本はそういう想像力がないとひとくくりにしていたけど、
日本が昔から都市計画をやっていたことを勉強してない。

私は先日ある仕事で、昔の町並保存に関する話を聞くことがあった。
保存された街並は、メインの道路に面した家屋では
家の高さ、色、廂の高さなどを厳粛に守り、
その景観を維持していたのだ。
これは、あちこちの城下町なのでみられ
ある都市などでは、町からかならずどういう形でも城が見えるようにして
シンボルとしての城と領民のつながりを演出していたり。

日本のもっている良さと想像力を失ったのは
ひとえに戦後の1時期だけですし、
日本人を下げて物事を議論するのは
少しちがうんじゃないのかなと思ったりする。

まあ、公共事業をして、景気がよくなるなんて
そういう目先のことじゃ、だめなのは確かだけどね。
役所にももっとパースペクティブを持ってほしいとはおもう。

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