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2008年4月

死刑と裁判と現実と

森達也氏の「死刑」を読んだ。友人の紹介だったのだけど、ずいぶん前に購入したのに、この重いテーマに腰をすえて読もうと思っていたので、なかなか読み始められなかった。仕事もちょっと忙しかったので。そういう最中に、テレビ東京で「復習するは我にあり」を見て、これは早く読まないといけないなと思い、読み始めると、4人の死刑が執行された。ちょうど読み終わる日その朝のことだった。

ブログに取り上げるのも、すこし躊躇された。

あまりにテーマが重いからだ。


そうこうしているうちに光市で起きた事件の差戻し審の判決が出た。
世の中のおおよその予想通りの死刑判決。

上告されたから結審にはもうすこし時間がかかるのだろう。

遺族の感情を思うと、あるいは殺されたときの被害者の心情を思うと、
言葉にはならない。つらかっただろう、悔しかっただろうと。。。
二度殺されたようなものだと思う。

一緒にいない時間のほうがいつのまにか長くなってしまったと本村さんは言っていた。

犯罪がおきて、その罪はたぶん消えることはない。
どんなに償おうとしても、その人が生き返るわけではない。
そういう意味においては、裁判はひとつの公的な落とし前であって、
それできれいさっぱりということではまったくない。

「死刑」という本は、どちらかというと、死刑の廃止論の立場から書かれた本だ。
だけど、できるかぎりいろんな人に取材をして、さまざまな立場の人の話が盛り込まれている。
「存置」とか「廃止」と言う前に、この本を読んで私はこの制度について、何も知らなかったことがわかった。
死刑がどのようにして行われ、どこで、誰がどのようにして死刑の執行を決め、誰が立会い、どのように本人につたえられるのか、まったく知らなかった。

軽々に人ひとりの命を奪う刑を求めるというのは、どうだろうとも思う。
しかし、永久に償われることのない被害者の存在というのは、どうやって埋め合わせることができるのだろう。
つぐないとは何だろうか。

光市の事件の差戻し審の弁護団の態度はあまりよい印象がなかった。
死刑を回避したいがために、逃避したような話に乗ってしまったような感も否めない気がした。
目的を履き違えているのではないか。
弁護とは、ほんとうはどういう態度をとればよいのだろうか。
そうして、裁判っていったいなんだろうか。


「どうすれば犯罪も被害者も生まない、死刑という残虐な刑が下されない社会になるのか考える」

本村さんはそう締めくくられた。

残念ながら、今のところ法律でこの刑を選択しなくてはならない事件がある。
それに代わるものがあるのなら、それに越したことはないんだろうけど。
死刑を宣告されなければ、本当に事件に向き合えない人たちも確かにいるのだろう。

せめて死刑に関してもうすこし情報が公開され、どんな刑であるのかを
社会に知らしめてもよいのではないかとも思う。
そうしないと犯罪抑止力(あるかどうかは不明だけど)すら発揮できない。

それに、重大事件の時効も考え直す時期かもしれない。
逃げてしまえるというのも、なんだか釈然としないものがあるし。

そんなことをこのところ考えていた。

April fool

今日はApril fool
ちょっとした冗談なら笑い話だけど。
ECなどでは悪質なものが増えて訴訟沙汰も多いとか…それでも大手の新聞記事に「フランスの大統領が十センチ身長伸ばす手術をした」だとか「ブラウン首相がフランスの大統領夫人をファッションアドバイザーにした」なんて載ってしまう。
昔火星人襲来なんてやってパニックを引き起こしたなんてこともあったんじゃなかったっけ?
笑いのセンスが問われるから、よほど気の合う人とやらないと難しいことになりかねないね。
今日からガソリン税の暫定分がなくなったから、安くなっているスタンドもあるみたい。安くなるのは庶民としては嬉しい所たけど。暫定と言いながら、三十年以上続く税金もあるけど、恒久減税と言ってすぐになくなる税金もある。

毎日がApril foolみたいな国と言われてしまいそう〜

ガソリン買いだめしてる人、火事には注意ですよ〜(違法ですし)

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