ふとしたことばあるいは仕草、行動には
その人の思わぬ性格やら
思想が色濃く出るものだ。
そういう感性は一日にしてならぬだろうが、
年齢を重ねると
ある程度のことは、少し観察していると、その人がどんなものを大事にしているか
どんなことを大事にしていないか
大まかに判ってくる。
人間には、20とも30とも言われる表情筋があって、
その微妙な動きでその人の言わんとすることが
言わずとも知れることもある。
昨日、今日と
言葉足らずか、あるいは言葉どおりかは知らぬが
某大臣の言葉に
多くの人が傷ついたり、憤ったり。
彼の人の座右の銘が
「交友須帯三分侠気」だそうだ。友に交わるにはすべからく三分の侠気を帯ぶべしという意味だそう。侠気というのは「オトコギ」だそうで、今回はこのオトコギが暴走したのでしょうか。本来この菜根譚からの引用は2つの句からなっており、「作人要存一点素心」(人となるには一点の素心を存するを要す)という部分がかけているという指摘もありましたね。人になるまえに失言してしまったか。
最近のコメント