« ムンフバト・ダヴァジャルガル | トップページ | 灯台守 »

狂言ござる乃座

久しぶりに狂言を観に行きました。野村萬斎さんの舞台。
本日は宝生能楽堂。ここは能楽堂のサイズが小さいので
結構近く見えます。ですが、近年目のほうが衰えたのか、仕事がえりの観劇はちょっと見えにくくなりましたねえ。宝生はすこし舞台が暗いのです。しかも今回は席が一番後ろ。。。
眼鏡が必要ですかねえ。

さて、演目は
「井杭(いぐい)」
「六人僧(ろくにんそう)」
井杭には萬斎さんの息子さんの裕基さんが出演。同じ役を萬斎さんも同じ5歳のときに演じたそうです。井杭という少年が贔屓にしてくれる人が折りにつけ頭を軽くたたく癖をなんとかしようと、清水寺に願をかけると、頭巾を授かります。この頭巾を被りますと、あーら不思議誰からも自分の姿がみえなくなるというものでした。。。この井杭という少年の役を裕基さんが熱演。長いセリフをよく稽古しておられましたね。

六人僧のほうは、3人の男が仏道の修行をしようとして、連れだって参詣の旅にでます。これから仏道に帰依するのだからといって、それぞれ「腹をたてぬこと」と誓い合います。歩きつかれて辻堂のところで、眠ってしまったひとりの男(萬斎さん)に、他の者が髪をそり落とすという悪戯をします。起きたところで、腹を立てようとするのですが、腹を立てぬ誓いをたててしまっているので、怒ることができません。そこで、男はひとり家に帰って、旅にでている男たちの妻たちに、男たちが修行の途中で川に流されて死んでしまったと嘘をついて妻たちに髪を下ろさせてしまいます。いたずらの意趣返しというところでしょうかね。
そうしているところに男たちが帰宅して。。。。

まあ、最後はすべての男もその妻もみんな髪を下ろして
南無阿弥陀仏と合掌して大団円となりました。

苦の海を越えて彼の岸に至るのを目指す一行の
彌陀弘誓の舟に乗ったはずの旅が
凡夫のとんだ悪戯のやりとり。
それでいて、それがなぜだか仏のご方便となり、みなが浄土にむけて夕日を拝む姿でおわります。

それにしても、悪戯を演じるとなると、萬斎さんのいきいきしたこと。こういう役は得意なのでしょう。

« ムンフバト・ダヴァジャルガル | トップページ | 灯台守 »

「文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92016/9511137

この記事へのトラックバック一覧です: 狂言ござる乃座:

« ムンフバト・ダヴァジャルガル | トップページ | 灯台守 »

フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

Юлияの旅日記(メリーモナーク編2)

  • マウナ・ケア
    メリーモナーク・フラ・フェスティバルを見にいったハワイ島への2度目の訪問の記録。2日目

Юлияの旅日記(ハワイ島編1)

  • セント・ベネディクト教会
    旅にでたときに出会ったものを そのときどきに気ままに写真にしたものです。 今回はハワイ島

ユーリャの珍道中旅日記

Charon's Boat

  • Юлия
    私の詩や小説、写真などを載せています

フラキャンプとトレッキング

  • Img_0040
    2008年7月18日から29日までフラの研修会をかねて オアフ島に参りました。そのときの写真です。