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躍動する太郎冠者

そもそも太郎冠者とは何者なのだろうか。
室町の時代に能が成立し、それにともなって狂言も一緒に行なわれるようになった。
能と狂言は、人の多面性をあらわすかのように、能は悲劇性を、狂言は諧謔性をもつと言われる。
能面をつけたものは、「この世ならざるもの」となり、現実と能舞台で出会う。
狂言はさまざまな人間のおかしさ、滑稽さを表現してみせる。

太郎冠者は狂言にはなくてはならぬ、登場人物だ。

大名の召使でありながら、舞台は太郎冠者のものだ。主役といっていい。

萬斎さんの太郎冠者は逸品だ。間のとりかた、足の運び、表情がすばらしい。


CA240101水道橋の宝生能楽堂に「野村狂言座」を見に行った。野村万作さんの会が執り行っている会なのだけど
たまたま追加公演のチケットを手に入れることができたからだ。(これは相方が努力してくれたのだけど)
席がワキ席だったので、どうかな?と思っていたのだけど、これがちょうど渡りのすぐ横で、出入りがよく見える。
1メートルほどのところを萬斎さんや万之介さんやらが汗をたらして演技しているのが見える。
いつもは正面でのほほんと見ていたのだけれども、このワキで見るというのもなかなかすばらしかった。
足の運び、息づかい、声の出し方や所作。手に触れんばかりのところで、躍動している太郎冠者を見る。
これは、狂言鑑賞の醍醐味でしたね。

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