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2005年10月

夜叉ヶ池

能楽劇「夜叉ヶ池」という舞台を
渋谷のオーチャード・ホールで見ました。

最近能やら狂言に興味があって
その延長線上で行くことにしたのでした。
原作は泉鏡花の戯曲で
以前坂東玉三郎が映画でやってたことがありましたね。

今回は能・狂言と
舞台劇の融合ということで、
能からは梅若六郎さん
狂言は野村萬斎さん、茂山宗彦さん、逸平さんの兄弟など

前半は石橋(しゃっきょう)という能を題材としたもの。
梅若晋矢さん、慎太朗さんの舞踊が圧巻でした。思わず唸ってしまいました。

後半の「夜叉ヶ池」は能のよさ、狂言のよさがほどよくミックスされ
人間のあらゆる面を垣間見ることができました。

大阪と東京の2回しかやらない舞台だけにお客さんも著名な方がたくさんいらっしゃっていました。

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ドン・キホーテ

ミゲル・デ・セルヴァンテスの作品のほうではなくて
激安の殿堂と称する方の「ドン・キホーテ」
六本木のお店に絶叫マシーンを設置すると言うので
ニュースになっていた。
なにも東京のどまんなかで
しかもよなかまで絶叫マシンやらんでも、と思うのだが
お客さんはかなり乗り気な人が多かった。
ただ住民はたまったもんじゃないよね。

私がかつて販売の仕事に従事したのは、合計すると10年近くになるけど
東京に出てきたとき、一番驚いたのはこのドンキの「圧縮陳列」
所狭しと置かれた商品が上にも通路にもいっぱい。
中学のとき近所のデパートが火事になって
たくさんの犠牲者が出たのを記憶してるだけに
店内を見回っているだけで脂汗がでた。
私たちが教わってきた従来の陳列方法とは全く違う思想に基づいたものだ。
たしかに、こういう陳列方法は都会では必然の発想なのかもしれないけど、
商品を選ぶどころか通行さえできないのは
恐ろしいだけだった。

それで、埼玉で火災が起きて
亡くなった人がいる。

普通の陳列方法なら、仮に何かで火をつけられても、ぼやでおさまるように店というのは設計されている。

わたしははっきり言って、あれは陳列が人を殺したのだと思っている。
もちろん火をつけた犯人に対してとても憤りを感じる。

そういう事件を引き起こして、どういう発想をすると、絶叫マシンなのか?

今日も大阪の店でボヤ騒ぎを起こしたそうだ。

中学の時に燃えた「大洋デパート
階段に多くの在庫品を置いていたために
逃げ送れた人が104人亡くなった。

ドンキの人、いまはお店を火事のない安全な場所にするべきでは!といいたい。

Say it ain't so, Joe!

MLB(アメリカ・メジャー・リーグ・ベースボール)。ワールドシリーズが終わりました。奇しくもロッテと同じ4連勝でホワイトソックスが世界一(世界選手権じゃないのに、この命名にはちょっと異論がありますが、それはさておき)になりました。
みんながほしがるチャンピオンズリングがイグチくんにもわたることになりますね。
ホワイトソックスがかつてチャンピオンになったのが1917年といいますから、ずいぶんむかしですよね。
その2年後、「ブラックソックス事件」という事件がおきました。全米を巻き込んだ八百長事件です。これで、ジョー・ジャクソンを含む8人が球界を永久追放になりました。いまも名誉は回復されていません。これを機にアメリカではコミッショナー制度が確立したそうです。8人は裁判では、温情判決により無罪でしたが、野球に関わることはできなくなりました。他の選手も疑いがあったそうですが、結局はこの8人が生贄のような形で終止したそうです。

日本でもいつぞや黒い霧事件という八百長事件がありましたね。
そうして、事件で永久追放されていた池永氏が名誉回復されたようです。日本ってちょっと甘いのかもしれませんね。池永氏はもともと八百長事件にはかかわりが薄いとされていたのですが、結局他の選手にルイが及ぶと考えた球界がスケープ・ゴート的に何人かを処分して幕引きにしたと聞いています。
昨今、球団というのが投資の対象になっているらしく、株屋さんたちが五月蝿いですが、それに対して某お金持ち球団の会長(辞めたはずなのにまた出てきたアノ人です)球団を株式にするというのは八百長を誘発する、とおっしゃっていましたね。私は株式にする=八百長するとは思いません。かつての事件等を考えると、あのとき、某金持ち球団にも関わった人がいたという疑惑をもった人たちがいたのも事実だし、そういうスネに傷持つ身だからこそ八百長ということばをもちだしたのかもしれない、などという妄想も誘発しかねないとも思ったりします。
日本の野球、面白くしてもらいたいのはあるけど、今ルールを作っているのが、オーナー会議でしょ。あれって「ゴッドファーザー」でドン・コルレオーネがニューヨークに4大マフィアの会議を行なっていたシーンを彷彿とさせるから。ぜひきちんとした権限のあるコミッショナー制度を確立して、オーナーのご機嫌取りをするのではなく、おもしろくてわくわくする野球をみせてよとお願いしたい。

Say it ain't so, Joe! はジョー・ジャクソン(シューレス・ジョーとして有名)に大陪審のあと、ファンの男の子が投げかけたことば。ジョーはどんな気持ちだったかな。

昔の日記

@niftyでいまはBlogにしているけど
むかしはnoteというのに日記を書いていた。
今度noteがなくなるそうで、書いたものをこっちのBlogに移してもらった。
2003年くらいから続いているので
昔の顔写真など見れるようだ。。。(恥

さっきまで仕事のあいまにメジャーリーグの野球の速報をみていた。
ホワイトソックス3勝目です。イグチくんは2安打。延長がどこまで続くやらと思ってたら14回までありました。
日本の方もロッテが3連勝とか。(ネットのニュース等で知りました)
阪神ファンの方の忸怩たる想いお察しします。

プレーオフの間、待たされてしまったのが敗因でしょうか。

セ・リーグの一部では、1リーグ制にしたい方たちが、なにやら暗躍しているようですね。
経営者の人たちがあまりにつまらない発想しかしないので
日本のプロ野球は今は見ません。
ファンを楽しませなくて、エンターテーメントぢゃないでしょ(野球はスポーツでしょ!というご指摘は無用です)

秋の一句

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長野小布施
岩松院の近くのりんご畑

北風に 林檎ざくりと 断ち切られ(遊離哉)

林檎の肌はつるりとして
風に嬲られておりました。
訪れたときは、もう初冬を思わせるほどの風の冷たさで
吐く息が白くなっておりました。

秋のドライブ~小布施のネコ

土曜日。
すこし天気が悪かったけど
軽井沢から小布施にドライブした。
軽井沢からの山越えの途中、
木々が紅葉していた。
銀杏だろうか、黄色の葉が、雲のすきまからさす日差しを受けて
ひらひら手を振っているようだった。

今年は紅葉はいまひとつなのだそうだ。

小布施で、北斎の美術館と
北斎の直筆の天井画のあるお寺に行った。
「八方睨み鳳凰図」というたたみ21畳ほどもあるおおきなものを
昔は寝転がってみたそうだ。
いまは建物が古くなって、やたらと寝転がると傷むらしく
椅子に座って鑑賞した。

食事で入った「枡一」という酒の蔵元のレストラン。「蔵部(くらぶ)」
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週刊誌やTVなどで紹介されているカミングスさんという女性が経営しているところだ。
たてものはすごく雰囲気がよかったけど、もうすこしメニューが小布施らしいところがあってもいいかなと思った。


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写真は枡一の枡が□で一がONEということで「スクウェア・ワン」というお酒。

食事を終えて出てくると、蔵部の表でネコにあった。クロ白のソックスネコ。
人になれているらしく、撮らしてねっていったら、間際のところでいつも動かれてしまって、テイクが6つくらいあるけどどれもぼけてる。

(さすがにネコだなあ)と関心。
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気になる広告

ちかごろ気になる広告がある。

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これだ。

公共広告機構というところの広告なんだけど、自主キャンペーンの広告だ。
これには、「命は大切だ。命を大切に。そんなこと、何千何万回言われるより、「あなたが大切だ」誰かがそう言ってくれたら、それだけで生きていける。」
というコピーが付いている。

日本で自殺者が急増していると聞く。その数は交通事故で亡くなるひとよりはるかに多い。
でも、私はこのキャンペーンには何かひっかかる。
そう、誰もが命はひとつしかない。
「あなたが大切だ」と誰かに言ってもらいたい気持ちもわかる。

でも、誰かに言ってもらえないと
本当に命を粗末にするのだろうか。
人間そんなにか弱くないと思うけど。
それに
自分が自分で自分を大切だと思えなくて、
誰かの助けになったり、
誰かを励ましたりはできないんじゃないかな。


私はそう考える。

裁判員制度

こういう記事がのっていた。裁判員制度のPRだ。
私の友人が関係している仕事の都合で模擬裁判を体験したそうだ。
模擬裁判といっても実際の事件をモデルに裁判を行なっていくそうだから
リアルな話なのだ。
それで双方(被害者、加害者の)言い分やら、証拠調べなどを経て量刑を決めるのだけれども
懲役だとかの刑を決めるというのは難しいということだ。
確かに犯罪は悪い。
被害に遭われた方や、そのご家族には耐えがたいものだ。
しかし、裁判員として、被告に刑を宣告するというのは、震えるほど恐ろしいことだ。
友人も模擬裁判の間じゅうとても苦しかったといってました。
淡々と言い渡せばいい、とおっしゃる意見もあるでしょう。
でも、同じ人間が人間を裁く。ということに
やはり私は戦く(おののく)

人は自分が被害者になることは考えるけど
自分がしっかりしているつもりでも、加害者に容易になりうるからだ。
交通事故しかり
ちょっとした喧嘩でも
もし相手がころんで大怪我をしたらどうだろう。
人は思わぬときに大怪我をしたり、打ち所が悪くて死んだりしてしまうものだ。
その壊れやすい命を奪ってしまったりしたらどうだろう?

決まってしまった制度だから、もし行かなくちゃいけないなら行くけど
量刑まで裁判員にさせるのは、どうでしょうか?

金剛流

16日(日)に「金剛永謹(こんごう ひさのり)能の会 第21回東京公演」というのに行ってまいりました。CA240076
金剛永謹さんという方の能舞台「通小町」というのと
今をときめく狂言師 野村萬斎さんの「空腕」という狂言を見ました。
能と狂言はいままで別々に見たことはあったのですが、今回は通常の能の形式で、能と狂言のセットです。
狂言は人間の諧謔性、おかしみを表わし、能は人間の悲劇性、悲しみを表わすといいますが、好対照の2曲でした。「空腕」は気の弱い男(太郎冠者)が主人に空威張りする話。萬斎さんの演技がひかりましたね。
「通小町」は小野小町に百夜の誓いをたて、九十九夜まで通ってきて、百夜めになくなってしまい思いを遂げられなかった深草の少将が主人公です。小野小町が成仏しようとすると、深草の少将が鬼のようになってそれを妨げようとします。僧侶がふたりの百夜かよいを再現するように語れと言って、少将にそれを語らせます。能にはめずらしく舞いがすくなく、解説によると古い形の能であるそうです。面が少将が「痩男」、小町が「小面」でしたが、少将は「痩男」をつけても気高く、品がありました。使用された面は金剛流につたわるものだそうですが、とてもすばらしく、舞台中なんども目をこすってみましたが、瞬きをしたり、口元がうごいているようにみえたりしたほどでした。CA240077


双十節

10月10日。
体育の日がハッピーマンデーで移動するようになって久々に10日が体育の日だったけど。
昭和39年の東京オリンピックの開会式のために、その日からさかのぼって幾年かの統計を取って
晴れの特異日だったはずだけど、さすがに40年もたつとその効力もないのか、雨でした。

横浜に買い物に行ったら、中華街は「双十節」
台湾の国慶節だそうだ。
この日をお祝いするのに、獅子だの、パレードだのが雨のなかやっていた。
爆竹の音が鳴り響くなか、私と相方は「上海蟹」のフルコースに舌鼓を打ち、
満腹になったところで、お店に獅子がやってきた。

写真はそのときの獅子だけど、動きが早いので、色彩の爆発状態になってしまった。
まあこれもまたよいけど。
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不思議なのは、中華街は台湾も、中国本土出身のひともけっこう仲良くやっているように思えるのだけど。
双十(ふたつの十だから10月10日)は辛亥革命の起こった日だそうだけど、
つたえきいたところによると、きっかけは孫文の一派から抜けようとした小さなグループが反乱を起こしたことがきっかけということだ。
べルリンの壁が壊れるきっかけになったのも、東側の担当が命令書を読み違えたことから始まったそうだから、歴史というのは、不思議なものだよね。

この日を国慶節とするのには、反対の方もいるようだけど、
中国本土と台湾が話し合ってお互いのいいように発展していけば
中国茶好きな私としたら、一番いいのだけどな。

小さい秋

東京では昨日、今日雨です。
昨日朝会社にゆっくり目に出勤でしたので、ゆっくり駅まで歩いておりましたら、
ふとキンモクセイの香りがしました。
足をとめて見回しましたら、線路脇の小さな事務所のような建物の庭にキンモクセイが小さな花をつけていました。

もう秋なんですよね。

朝の雨
キンモクセイの
匂いたつ
(遊離哉)

新人選択会議

プロ野球。去年はチームが増えるとか減るとかでずいぶん賑やかだったのですが、
改革の方はなんだか目先を変えればいいと思っているのか、
高校生と大学、社会人と分けてやるドラフト会議って何のメリットがあるのでしょうか?

それに、ニュースで知りましたけど
交渉権の獲得のための抽選のどたばた。前代未聞です。
まえもって「あたり」はこういうものです。って見せないものでしょうかね。
選挙にいっても投票用紙ってこういうふうになっていますってかいてありますよね。
どうして事前に説明がなかったんでしょうか。
係りの人も脇に立っていて
どうして何もしないのでしょうか。
やる気がないとしか思えなかったですね。

意中の球団に指名されたと思ったのもつかの間、それが間違いだったと言われてすごく困惑した高校生の顔。
どんな球団に指名されてもいい、とはきっと思っていたのでしょうけど、でも心中はきっと穏やかではなかったでしょうね。

毎年ドラフトがあると、なんだか選手が市場に送られる動物のような気がします。
プロ野球機構に入れるのだからいいじゃないかって思いたいですけど
毎年、思わぬ球団に指名されて、悲しそうな球児の顔を見るたびに
もうすこしいい方法がないのかしらと思うのでした。

宝生能楽堂

「萬狂言」というのに、行ってきました。
狂言を実際に見るのは、初めてで(以前能はみたのですが)わくわくしていきました。

萬狂言~秋公演「語づくし」
季節ごとに「~づくし」と銘打って公演をしているそうです。
ネットで検索していて、面白そうだなと思い。さっそく行ってきました。

演目は
「膏薬煉(こうやくねり)」
「奈須与市物語(なすのよいちものがたり)」
「しびり」
「朝比奈(あさいな)」

狂言だけの舞台というのは、なかなかないので興味深いものでした。この公演は「語づくし」ということで、
狂言の「語」をテーマにしてありました。
「膏薬煉」は上方と鎌倉の膏薬煉りがお互いの作る膏薬の強さを自慢しあうというほら話。
「奈須与市物語(なすのよいちものがたり)」というのは、狂言のなかでアイ狂言という形式で行なわれるもので、能の「八島」のエピソードを語りと所作で表現しています。
「しびり」は狂言らしい主人と太郎冠者のやりとりの面白さ。
「朝比奈」は勇猛果敢な侍朝比奈三郎義秀がなくなって、冥途に行く途中に閻魔大王に遭遇するのですが、閻魔大王に動ぜずやりこめてしまい、しまいには閻魔大王に道案内させて冥途へと旅立っていきます。

初めてみましたが、とても面白かったです。能は「足技」で見よ!といわれますが、やはり狂言も足の運び、踏み鳴らす音などが多彩で興味深いです。
また語りの持つ面白さ、表現の仕方など新鮮でした。
いい作品というのは、その表現で無限に広がる空間というものを感じます。
最近は野村萬斎さんの舞台が特に人気があって、なかなかチケットも取れませんが、野村萬さん(人間国宝)、野村万蔵さんの舞台もなかなかよかったので、機会があればまた行きたいです。万蔵さんのご次男の野村拳之介くんの「しびり」の演技かわいかったです。CA240072

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