松本清張生誕百年というので
最近ずっとうちにいるので
TVを見ることが多い。
松本清張の「ゼロの焦点」が映画化されて
公開されるというので、主演の広末さんが各局に出てそのプロモーションに励んでいる。
以下は映画を見ようとしている方にはネタばれの可能性があるので注意。
私が「ゼロの焦点」を読んだのは、いつのことだったかなあ。多分中学生の時だったか。
私は昭和35年の生まれだから、この作品が出された昭和34年には生まれていない。
中学生のときだから、昭和34年を想像しながら読んだ覚えがある。
昔の田舎は時代の進み方もゆっくりで、昭和40年代の後半から
昭和30年代を想像しながら読むということはそう難しくはなかった気がする。
でも、今は平成21年。年号も変わり、高速鉄道網が整備され、飛行機が日常になり、人々が携帯を持つのが当たり前になった。そんな時代から昭和34年はどう映るのだろうか。
江戸時代や明治時代と等しくなるとは言えないが、若い人には戦前と昭和30年代とさほどかわらないように映ることだろう。
広末さんいわく、衣装とか当時のものがなく、イギリスから生地を取り寄せたりして、時代の感じをだそうとしているそうである。
清張作品というのは、強く時代の雰囲気と結びついているようだと思う。
映画がそのあたりを表現できていればよいかなと思う。
数年前、「砂の器」がTVドラマで渡辺謙さんが刑事役でリメイクされていたが、
現代に背景を移してしまったがために、なんだか期待外れだった気がする。
一番肝心な犯罪の動機の部分が、すり替わってしまって、大変スケールダウンしてしまった気がした。
今回の映画を見にいくつもりはないけど、
北陸のあの風景を見たくて、大人になってからわざわざ雪の時期に能登を訪れたことがある。
雪だまりにおっこって危うく遭難するところだったけどね。
そんなことを思った日だった。
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